月別アーカイブ: 2006年11月
2006年11月29日
手塚の独り言
大好きな阪神タイガースのエースだった井川慶投手の独占交渉権は、松井秀喜選手がいるニューヨーク・ヤンキースが獲得。その落札額は松坂投手には及ばないものの約30億円の高評価でした。出身の水戸の方言が残っていたのか、あだ名が「だっぺ」の井川投手のユニフォームが、縦縞からピンストライプへと進化しても、これまでと変わらない声援を送りたいと思っています。閑話休題。今度は宮崎県です。災害復旧工事設計の官製談合問題で県の出納長が逮捕されました。先に逮捕された知事の政治指南役とされる人物が、いわゆる談合仕切り役だったという話で、安藤知事の居座りも許されないことでしょう。福島、和歌山に続く県政談合ドミノは止まりそうにありません。何をか言わんや。19:30
2006年11月28日
手塚の独り言
郵政造反組の復党問題は、平沼赳夫衆院議員を除く11人が政治家にとっては屈辱的な誓約書を提出し決着。交渉役の意地の張り合いばかりが印象に残りましたが、安倍総理の本人の顔が見えてこないこと自体が、一層支持率低下に拍車を掛けることになるでしょう。いずれにしても、小泉前総理が選択した無党派層を重視する「新しい自民党」像と決別し、支援団体や身内を重視する、これまでと変わらない「古い自民党」に逆戻りしたことは確かなようです。生命維持装置の役割を担ってきた「小泉的幻想」はもうこれでおしまい。あとは政権の新たな受け皿となる民主党自身の真価が問われることになります。15:35
2006年11月27日
手塚の独り言
自民党では郵政造反組の復党問題がいよいよ佳境を迎えています。「民営化支持の誓約書提出が筋だ」と譲らない中川秀直幹事長に対し、「最後は政治には情があっていい」と中川昭一政調会長が反論し、執行部内での対立も顕在化して来ました。一方、造反組の頭目である平沼赳夫衆院議員はどっしりと肚が据わっている様子。褒めているわけではありませんが、離党後もせっせと政治資金を集め、落選した造反組の面倒も見ているとのこと。およそ一筋縄では決着しそうにないこの政局、安倍総理もさぞ悩ましことでしょう。この際は小泉前総理を見習って、国民に聞いてみたらどうでしょう? そう、解散総選挙です。政調費問題で混乱する目黒区議会も続くかもしれません(笑)。7:20
2006年11月25日
手塚の独り言
昨晩、目黒区政に衝撃が。まず政務調査費について説明します。これは自治体が議員や会派に支給する活動補助金で、政策などに関する調査研究費。議員報酬とは違い非課税で、目黒は月額17万円。かねてからこの政調費については各地で住民の批判が高まっていましたが、目黒の公明党区議6人全員が不適切な使途があったとして議員辞職することになったのです。例えば自家用車の車検代やカーナビ購入費として請求していたなどなど…。公私の線引が難しい議員活動だけに、襟を正さなくてはなりませんが、目黒ではこの政調費で抱き枕を購入したと指摘されている自民党の区議会議長もいて、今後の展開も目が放せません。呆れたり、怒りを覚えた皆様は、来春の区議選でガツンとお願いします。11:30
2006年11月23日
手塚の独り言
落合・広沢・清原・江藤・ペタジーニ・小久保・ローズ…。この12年で巨人に移籍した他球団の主軸打者の面々です。この秋も嫌な予感がありましたが、北海道日本ハムの優勝に貢献した二冠王の小笠原道大選手が、案の定金満球団へ移籍するとの報道。もちろん本人の力で勝ち取った権利ではありますが、世の中お金で買えないものもあると思います…。さて、今年も野球シーズンが終わり、私の関心は大学ラグビーへ。毎年勤労感謝の日に行われる早慶戦。ここ数年は圧倒的な強さを誇ってきた母校・早稲田が前半こそ苦戦しましたが、後半は個々のタレントで慶応を凌駕し圧勝。これで来週末は、6年連続対抗戦全勝優勝をかけ、伝統の早明戦へ。楽しみです。20:55
2006年11月22日
手塚の独り言
私が最近読んだ、直木賞作家の佐藤賢一が描く近未来小説「アメリカ第二次南北戦争」を紹介したいと思います。2013年、ダラスを訪問中だった史上初の女性大統領マクギルが暗殺され、副大統領のムーアがこれまた史上初の黒人大統領に就任し、白人優位主義が根強い南西部諸州が反発。さらに新大統領は腹案だった銃火器規制法案を強行し、そのことが全米銃火器協会(NFA)を刺激し、国家を二分する事態を招きます。主人公であるジャーナリストの森山が取材を進めながら、現在の日米関係の本質に切り込んでいく展開は、ありえないと思いながらも、何ともリアルで引き込まれます。日本とって特別な同盟国であるアメリカについて考えさせられる読み応えのある力作で、ご一読をお薦めします。18:25
2006年11月20日
手塚の独り言
沖縄県知事選挙が昨日投開票され、自民・公明が推薦する仲井真弘多氏が、民主党をはじめ野党各党が推薦する女性候補を大接戦の末に退け当選。中央の政局論でいえば、先週の福島に続いて連勝出来れば弾みがつくところでしたが、残念です。米軍の普天間飛行場の移設などの基地問題が争点だと報じられてきましたが、実際は有権者の多くが経済問題を重視した投票行動を取っていたようで、仲井真氏の「まず失業率を全国平均まで下げる」との公約が奏効した印象です。確かに疲弊する沖縄経済は県民にとっての現実問題ですが、在日米軍基地の4分の3が沖縄に集中していることも事実です。復帰から34年、県民のその負担を考えれば、政府はこの選挙結果にあぐらをかくことは決して許されません。10:05
2006年11月18日
手塚の独り言
あの劇的な郵政総選挙から1年余。世情も世論も総理も変わり、自民党内では郵政造反組復党の機運が盛り上がっているとの連日の報道です。その背景はたった一つで、天下分け目となる来夏の参院選を見越してのこと。自民党を追い出されても議席を守った強者は、すなわち強固な後援会組織を築いていること証左で、彼らの協力なくしては参院選の苦戦が必至だと。何とも自民党らしい節操のない論理ですが、半世紀に渡り政権の座に座り続けて来た執念は、まさにこうした場面で発揮されるのです。もちろん感心してる場合ではなく、造反組であれチルドレンであれ、この際は一気に吹き飛ばすパワーを民主党が持たねばなりません。捲土重来への思いが高まるニュースではあります。15:05
2006年11月16日
手塚の独り言
臨時国会の最重要法案とされる教育基本法改正案が、野党各党が欠席する中、今日の衆院本会議で可決されました。教育の現場で起きているいじめや自殺、必修科目の履修漏れ問題や、タウンミーティングでのやらせなどの議論ばかりに報道が集中し、約60年ぶりの改正となる教育の基本理念が国民に普遍化されなかったは本当に残念です。安倍内閣は何をそんなに焦っているのかまったくわかりません。腹立たしいニュースは木村良樹前和歌山県知事の逮捕もしかり。同じような談合問題で毎月知事が逮捕されるとの報道に接するとは思いませんでした。いつまでたっても無くならない地方の首長と建設業者との癒着。この点だけみれば、我が国は発展途上国と言わざるをえません。本当に恥ずかしいですね。次は宮崎県? 17:10
2006年11月15日
手塚の独り言
世論調査で安倍内閣の支持率が急降下。政権発足当初に70%近くあったことが信じられませんでしたが、さすがにご祝儀相場もそろそろのようで、無党派層と20代の若年層の支持が離れが顕著で、50%台まで下落しているようです。一喜一憂するものではありませんが、ようやく私が感じている肌感覚の支持率に近づいて来たことは確かです。さて、注目の松坂大輔投手との独占交渉権を獲得したのは、松井秀喜選手がいるニューヨーク・ヤンキースとは同リーグ同地区のボストン・レッドソックスでした。日本のプロ野球に例えれば、巨人・阪神のようなライバル関係の両チーム。世界最高峰の舞台での2人の対決が今から楽しみです。約60億円の落札額には腰がぬけました(笑)。17:20