衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。
手塚の独り言
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2012年6月27日

極めて異例ながら、NHKが生中継した昨日の衆院本会議で、社会保障と税の一体改革関連8法案が賛成多数で衆院を通過。総理が文字通り政治生命を懸け、1年以上にわたる党内議論や、100時間を超える昭和35年の日米安保と同等な政治史上最長の国会審議を経て、ようやくたどり着いた結論でした。社会保障の安定財源も、疲弊する現役世代や子育て世代への支援も、経済の再生も、身を切る改革も、すべてが待ったなし。「決められない政治」「先送り政治」から脱却できたことを思えば、正直一息でも二息でもつきたいところですが、国論を二分する消費増税を含む法案でありながらも、政権与党から多数の造反者を出してしまったことは大変残念なことであります。言いたいことは山ほどありますが、ねじれている参院で法案を通してこその大願成就ですから、今は諸々飲み込みたいと思っています。ご理解下さい。18:00

2012年6月23日

毎日激務が続くとはいえ、週末に1週間を振り返っての独り言になってしまってごめんなさい。昨日会期末を迎えた通常国会は9月8日までの会期延長を決定。夏休みがなくなってしまったとため息をつく暇もなく、永田町は党内政局の嵐が吹き荒れています。3党合意を踏まえ、一体改革関連修正案の衆院での採決日程が26日に確定したこともあり、党内には賛成派と反対派、あるいは中間派を名乗る方々まで登場し、報道もいささか過熱気味です。反対派の頭目が、採決での造反を明言し、新党結成をも示唆し同調者を募っている状況については、岡田副総理の「国民全体から見れば、理解不能」とのコメントが個人的には一番共鳴するところですが、思い返せば、この道はいつか来た道。作っては壊し、この国の政局の中心に鎮座してすでに四半世紀。増税という、国民からシンプルに賛同を得にくいテーマでありつつも、必ず誰かが成し遂げなくてはならないことは、すべての政治家がわかっているはず。総理が政治生命を懸ける以上、タイミングはこの一瞬しかありません。次の選挙ではなく、次の世代のことを念頭に、嵐を乗り越えていく覚悟です。14:00

2012年6月16日

長く重苦しい1週間が終わりました。連日、精力的に行われた社会保障と税の一体改革をめぐる修正協議で、昨晩遅く、民主、自民、公明の3党が最終合意に至りました。この国の「決められない政治」からの脱却に、自らの政治生命を懸ける野田総理の強い執念が背景にあったと思いますが、同時に、各党の面子や意地の張り合いでは道は開けないと、時には妥協する覚悟をもって粘り強く交渉に当たった当事者にも敬意を表したいと思います。増税を含む改革は、国民からは決して拍手喝采を浴びるテーマではありません。だからこそ、これまでの政権が長く先送りしてきたのでしょう。合意内容の詳細については報道に譲りますが、いくつかの課題を残したとはいえ、合意にこぎ着けたこと自体が政治的な成果であったと思います。野田総理は外遊(G20)のため、明日の夕刻にはメキシコに向けて出発します。つまり、胸つき八丁の党内了承手続きは、総理留守中ということになります。珍しく、緊張感のある留守番業務となりそうです。13:30

2012年6月9日

昨日、月曜の内閣改造に伴う会見に続き、野田総理は今週2回目の会見を開きました。国論を二分する原発の再稼働について。普段の会見では、原稿に頼らずご自身の言葉で語ることの多い総理も、ニュアンスにまでも気を配り、推敲を重ねた原稿に忠実な会見となりました。総理が示した、依って立つ判断基軸は「国民生活を守る」ということに尽きます。これまで1年以上にわたる40回以上の専門家による議論の積み重ねの上に、万が一昨今の地震・津波が起こっても安全性が確保できると確認したこと、計画停電や電気料金の急騰による国民生活への打撃が大きいことなどを考慮した結果、再稼働が望ましいとの判断が下されました。安全性の確保について、絶対はないということを我々は経験していますので、今後も最新の知見を踏まえた安全性の確認を行っていく必要があります。一方関西では、昨年の関東よりも大きい約15%もの電力需給ギャップが予想され、現状のままでは経済活動はもとより、日常生活への支障がでる可能性が大きいこともまた現実であり、この判断は「国民生活を守る」ことを突き詰めた総理の苦渋の決断でありました。決して逃げない姿勢にご理解頂きたいと思います。13:30

2012年6月6日

社会保障と税の一体改革に関する、与野党の修正協議が遅々として始まりませんので、今日は選挙の話を少々。渋谷区民もそれほど注目していたとは思いませんが、昨年4月の渋谷区議選で次点で涙を飲んだ自民党のM氏と、1票差で最下位当選したみんなの党のK氏の1票が最高裁で無効とされ、得票が同数となり、公選法に基づく「くじ引き」でM氏が逆転当選を得たという報道です。私の住む隣の区で起きた選挙の明暗。命懸けで選挙を戦った者にしかわからないであろう天国と地獄。コメントさえ思い浮かびませんが、つい思い出してしまうのが1996年の総選挙です。現在の小選挙区比例代表並立制が初めて導入されたこの選挙で、現在今の日本の総理は、自民党の候補とそれぞれ10数万票を獲得した上で、僅か105票差で落選してしまいました。惜敗率は99.9%。筆舌に尽くしがたい無念であったはずです。その後の臥薪嘗胆の4年間の話は、私も総理から何度も酒席で聞かせて頂きました。地獄を味わった者の優しさと凄味。今日は正念場になればなるほど頼もしい総理の政治家としてのバックボーンを紹介させて頂きました。寛仁親王殿下の訃報に接し、謹んで哀悼の意を表します。17:40

2012年6月4日

先週末から急転直下の展開でしたが、昨日の2回目となる小沢一郎氏との会談に続き、本日は野田内閣は第2次改造を断行しました。2回目の「平行線」や、野党に突き付けられていた問責決議については、もう私が云々と語ることはやめておきましょう。一方、今回の人事の目玉は、防衛大臣に民間出身の森本敏氏を起用したところでしょうか。防衛大卒業後、航空自衛隊や外務省を経て安全保障の研究者になった森本氏は、安全保障に関する我が国の第一人者でしょう。少なくとも国会答弁の安心感はこの上ありません(笑)。さて、今の野田総理の心中を私なりに解説をするならば、不退転の決意で取り組む大改革を成し遂げるにあたっては、何でも受け止め、何でもやる覚悟を胸に、一つ一つ乗り越えていくという覚悟の段階だと思います。環境整備が進んだことで、間違いなくステージが変わります。まもなく、自民党をはじめとする野党との修正協議も始まるはず。大袈裟ではなく、日本の命運を左右する数週間となることは必至でしょう。決してぶれない頼もしいリーダーを支えて、私も走り抜けたいと思っています。17:30

2012年6月1日

あたかも巌流島決戦のような報道となった、一昨日の野田総理と小沢一郎氏の会談。会場となった民主党本部前は久しぶりの活況を呈しました。総理が「政治生命をかける」とする社会保障と税の一体改革の国会論戦が続く中、小沢氏は「現段階では賛成できない」との立場。会談は1時間半にも及びながらも、結果は「平行線」との報道が主流です。国民目線からすれば、何を今さら同じ党内でゴタゴタやってるんだという、何とももどかしい状況に映っていることでしょう。一方、野田総理の本音はいかに?と聞き出したいのか、昨日はTBSの昼の情報番組に私も生出演させてもらいました。いくら突っ込まれても、立場上話せないことの方が多いわけですが…。とはいえ、歩幅は小さくても、決して後退することなく、丁寧に着実に一歩づつ進んで行くのが野田流。気づけば、今日から6月。鬱陶しい梅雨の時期になるでしょうが、スカッとした結果が出せるよう、今月も精進して参ります。5:30

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