月別アーカイブ: 2013年1月
2013年1月25日
手塚の独り言
アルジェリアの南東部イナメナスで起きた人質事件に巻き込まれた邦人17人全員の安否が判明し、犠牲となったのは計10人とのこと。日本から遠く離れた異国の地で、卑劣なテロ行為の犠牲となった方々の無念に思いを致し、心から哀悼を表したいと思います。合掌。さて日本では、2013年度の税制改正大綱が決定。来年4月からの消費増税をにらみ、家庭向けには住宅ローン減税や自動車減税などが盛り込まれています。ただ、何より自民党らしかったのは、自動車重量税を「道路特定財源」に戻すかかどうかのすったもんだ。結果的には「一般財源」にすることに転換したようですが、大綱では「道路の維持管理・更新のための財源と位置づける」と。昔の自民党に先祖返りしたかのような、道路建設予算獲得に向けての党内抗争の様子。ここで愉快な話題も一つ。先ほど、春の選抜高校野球大会の出場校が決まりました。私の野球少年時代の憧れだった早実が最後の最後で滑り込み。秋の東京大会では準優勝でしたから、この春は運も見方にしての甲子園出場となります。春の到来が待ち遠しい今日この頃です。17:20
2013年1月18日
手塚の独り言
久しぶりの独り言になってしまいました。コメントしたいと思うニュースが少ないだけでなく、今週は時間を遣り繰りして、3泊4日で台湾に行って来ました。仕事でもなければ、観光でもない束の間の旅。総理補佐官在任中は個人的に海外に出にくいだけじゃなく、政府の一員として正式に外交関係のない台湾を訪れることはできませんでした。久しぶりの台湾では、2007年に開通し、台北〜高雄間を最短90分で結ぶ高速鉄道(台湾新幹線)に乗り、蓮舫さんの父上の故郷である台南を訪ねました。現地で交流した政界関係者のみならず、親日的で温かい台湾の人々の人間性にも触れ、一段と台湾が好きになりました。また、旅すがらに読んだ、芥川賞作家の吉田修一氏が描く、台湾新幹線をめぐる日台の人々の交流や温かな絆を描いた「路(ルウ)」という小説が、この旅を一層印象深いものにしてくれました。留守中、東京では10年に一度ぐらいの大雪もあったようですが、アルジェリアで発生した邦人を含む拘束事件の行方もとても心配です。それにしても、台湾帰りの日本はとても寒く感じます。13:40
2013年1月9日
手塚の独り言
昨年の総選挙で、自民党は定数480の6割以上となる294議席を獲得。しかし、民主党政権が誕生し自民党が大敗した2009年の総選挙よりも得票数は減少し、得票率は43%にとどまります。つまり、4割の得票で6割の議席を獲得した選挙で、自民党の勝因は政党の乱立と低投票率ということに尽きます。それでも結果は結果。もう、これ以上総選挙については振り返らないことにしたいと思います。一方、得票とは裏腹に、あたかも自民党政権を待ち望んでいたかのような市場の反応も。株価は上がり、円安傾向も顕著。米国の「財政の崖」の危機が遠退いたことも手伝っての市場の反応でしょうが、期待の高まる新春の景気なのでしょう。安倍総理は、積極財政と金融緩和に突き進む様子で、防災という名のもとに公共事業の大盤振る舞いを復活させ、規制緩和などで企業の投資を誘い、長く続いたデフレからの脱却を目指すのが世に言う「アベノミクス」というらしい。黙って見守るしかないのが歯痒いところですが、国の借金がさらに膨らみ、物価が上昇しても、働く者の給料が上がるのはだいぶ先のこと。我慢、我慢の新春です。13:40
2013年1月4日
手塚の独り言
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。去年の正月は、それまでテレビの中の世界だった、皇居での「新年祝賀の儀」や、伊勢神宮参拝など、総理に同行して色々な体験をさせてもらったなぁなどと思い出しながら、久しぶりに愚息と思う存分遊びふけ、ラグビーや駅伝では母校に大声援を送り、本を読んだり、食べちゃ寝てと、これ以上ないぐらいのんびりと過ごさせてもらいました。年も変わったことですし、気分を変えていきたいところです。今年は都議選と参院選が夏に控えています。20年に及ぶ自らの政治活動を振り返りながら、改めて原点を見つめ、人の役に立つ1年を送りたいと思っています。どうぞ、変わりませぬお付き合いを頂きますようお願い致します。11:00