あの劇的な郵政総選挙から1年余。世情も世論も総理も変わり、自民党内では郵政造反組復党の機運が盛り上がっているとの連日の報道です。その背景はたった一つで、天下分け目となる来夏の参院選を見越してのこと。自民党を追い出されても議席を守った強者は、すなわち強固な後援会組織を築いていること証左で、彼らの協力なくしては参院選の苦戦が必至だと。何とも自民党らしい節操のない論理ですが、半世紀に渡り政権の座に座り続けて来た執念は、まさにこうした場面で発揮されるのです。もちろん感心してる場合ではなく、造反組であれチルドレンであれ、この際は一気に吹き飛ばすパワーを民主党が持たねばなりません。捲土重来への思いが高まるニュースではあります。15:05