沖縄県知事選挙が昨日投開票され、自民・公明が推薦する仲井真弘多氏が、民主党をはじめ野党各党が推薦する女性候補を大接戦の末に退け当選。中央の政局論でいえば、先週の福島に続いて連勝出来れば弾みがつくところでしたが、残念です。米軍の普天間飛行場の移設などの基地問題が争点だと報じられてきましたが、実際は有権者の多くが経済問題を重視した投票行動を取っていたようで、仲井真氏の「まず失業率を全国平均まで下げる」との公約が奏効した印象です。確かに疲弊する沖縄経済は県民にとっての現実問題ですが、在日米軍基地の4分の3が沖縄に集中していることも事実です。復帰から34年、県民のその負担を考えれば、政府はこの選挙結果にあぐらをかくことは決して許されません。10:05