月別アーカイブ: 2012年8月
2012年8月30日
手塚の独り言
去年の民主党代表選から今日でちょうど1年。1回目の投票では2位だったものの、決戦投票で海江田万里氏を逆転し新代表に選出されました。私も過去に経験したことのない感動で、溢れる涙をぐっとこらえていたら、鼻水が垂れてくるという初めての体験の記憶が今も甦ります。そして翌日には、国会で第95内閣総理大臣に就任。あっという間の1年だったような、起伏に富んだ、様々なことのあっと1年だったような、少なくとも一言では言い尽くせない1年でありました。そんな感傷にひたっている余裕も与えられず、昨日は野田総理への問責決議が参院で可決されてしまいました。参院では少数与党ですから、こういう事態は常に織り込んでいたとはいえ、何とも不可解な問責と言わざるをえません。「国民の多くは今もなお消費税法に反対」などと指摘される決議文ですから、3党合意を交わした自民党にとってはこれ以上の自己矛盾はありません。野党各党の思惑が交錯した、政局優先の不始末と表現させて頂きます。それにしても、まもなく9月なのに、まったく秋の気配を感じませんね。14:45
2012年8月27日
手塚の独り言
子どもの頃、父親に遊んでもらって一番楽しかった記憶が「野球盤」。約40年の時を経て歴史は繰り返すもので、今週末に購入したエポック社の野球盤は、消える魔球の装置こそ当時とほとんど変わらないものの、電光掲示板や実況アナ装置には驚きました。当時より球場全体が小さく感じたのは、久しぶりに訪れた小学校のグランドと同じことでしょう。まだまだ、私の緩急自在の投球術に翻弄される愚息。最後は私が投球専門のバッティングピッチャーになっての特訓となりました(笑)。久しぶりに偏屈でも優しかった父親を思い出し、あまり親孝行できなかったことを後悔したりの週末でした。閑話休題。今夕、野田総理は7時半からNHKの「クローズアップ現代」に生出演します。今年の4月にも同番組で、社保と税の一体改革についての意気込みを語りました。今日は、国の主権に関わる件、脱原発への取り組み、次なる成長戦略などと、盛り沢山の企画となりますが、是非、ご覧下さい。12:35
2012年8月24日
手塚の独り言
残暑というにはいささか暑すぎる日々が続きますが、昨日は注目していた夏の甲子園の決勝戦。史上初の春夏同一カードになりましたが、生来の判官贔屓もあり、青森の光星学院の雪辱に期待を寄せました。残念ながら、今回も優勝旗が白河の関を越えることはありませんでしたが、3季連続甲子園での準優勝は、近い将来、いや、近いうちの東北勢の快挙を予感させるに余りあるものでした。と、大好きな高校野球について書いてきましたが、実際にはほとんどテレビ観戦できなかったんです。特に今週は、官邸前で毎週金曜日にデモを行っている反原発市民団体の代表者を首相官邸に迎えての懇談や、竹島や尖閣に関する衆参両院での予算委員会集中審議が入ったりと、まさに息つく暇のない1週間。今夕は、その締め括りとなるであろう、総理の記者会見を準備しています。テーマは、我が国の周辺海域において、国の主権を脅かす様々の行動について、野田総理の冷静沈着かつ毅然とした姿勢を国民の皆様に示す機会としたいと思っています。10:30
2012年8月20日
手塚の独り言
穏やかなお盆休みで一息ついたのも束の間、国家の主権に関わる問題で韓国や中国との緊張関係が高まっています。李明博韓国大統領の島根県竹島への突然の訪問や、香港活動家の尖閣諸島への不法上陸が相次いだのがきっかけでした。また、中国で大規模なデモが起こるなど両国との間に横たわる歴史的問題の根深さが改めて露呈されています。両国の政治的思惑が見え隠れしないわけではありませんが、こうしたテーマは日本国内でも右バネがきいてしまいがちです。政府として毅然とした対応を取ることは言うまでもありませんが、冷静に未来志向の解決策を見い出だすことを心がけなくてはいけないと思っています。さて、今日は明るい話題も1つ。本日、ロンドン五輪日本選手団のパレードが銀座にて行われましたが、夕方には政府からの感謝状授与式のため、選手団がこぞって総理官邸をやって来られます。五輪での感動的な名場面はまだ記憶に新しいところですが、それぞれの勇姿を間近で拝見できるのはとても嬉しいことです。今日ばかりは、総理補佐官の役得を実感できそうです。ちなみに、日頃は筆不精の野田総理も、7人の金メダリストに直筆のメッセージをしたためお待ちしています。15:30
2012年8月15日
手塚の独り言
67回目の終戦記念日を迎えました。すでに、国民の4人のうち3人が戦争を知らない世代。戦争を始めるのも、税制を決めるのも政治家の判断。くれぐれもポプュリズムに流されない、真実の政治を貫くことを誓いたい1日でもあります。さて、お盆休みにのんびりと思い出す先週の喧騒。法案成立目前で自民党に作られた究極の政局では、総理が抜く伝家の宝刀を何度かはイメージしたことも事実。生みの苦しみとはこういうことだったのでしょう。党首会談で合意した「近いうち」についての解説は、私自身はこれからも行いませんので、あしからず。ところで、同じタイミングで行われていたロンドン五輪は、アテネ五輪を上回る38個のメダルラッシュで、怒涛の1週間の寝不足に拍車をかけてくれました。色々な意味で生涯忘れ得ぬ8月となったような気がします。お盆休みになってからは、先週が嘘のように、電話もかからなければ、呼び出しもなし。今日は官邸に出勤しますが、余裕があれば、5年ぶりの運転免許証の更新に行って来ようかと…。10:30
2012年8月11日
手塚の独り言
最後の最後まで紆余曲折ありましたが、昨日の夕刻、社会保障と税の一体改革関連8法案が成立しました。まずは、マニフェストに書いていない消費増税を実現してしまってことをお詫びしなくてはいけません。野田総理も、その後の記者会見では、国民の皆様へのお詫びから話し始め、「政治家であれば、誰もが避けることができるなら避けたいと思う、国民に新たな負担をお願いするテーマだからこそ、あえて政治生命を懸けた。不退転の覚悟がなければ、逃げたり、ブレたりしてしまうほど厳しい局面が続いた」と振り返りました。連日深夜まで続いた党内論議に始まり、衆参両院での合計200時間を超える審議、採決時には党内の造反や離党者を出すなど、決して平坦ではなかった道程に思いを馳せ、この改革にすべてを懸けてきた野田総理を側で見てきた者として、私も万感胸に迫るものがありました。これで、ずっと続いた「先送りの政治」から脱却し「決める政治」を一歩前進させることができたと思います。新たに歴史に名を刻むことになった野田総理を支える役割を引き続きまっとうして参ります。14:10
2012年8月8日
手塚の独り言
国民の視線はロンドンですが、今日から甲子園で夏の全国高校野球大会が開幕しました。毎年同じことを書いていますが、お盆休みを挟んだこの時期が1年を通して最も好きな季節です。そんな折り、永田町は究極の政局を迎えています。社保と税の一体改革関連法案の参院採決目前で、自民党が3党合意の破棄も辞さない全面対決姿勢に転換。解散総選挙を早くやってもらいたいとか、谷垣総裁の総裁選の再選戦略だとか、様々な報道もありますが、現場にいる我々でさえ不可解なんですから、国民が容易には理解できない政局としか言いようがありません。総理の専権である解散については、自民党政権時代であっても、時の総理は一切口にしないもの。これは政治の常識中の常識。決して言えないことを求められても、立往生するだけで、一度合意した法案の成立に責任を持たないのであれば、政党間の信頼関係は築けず「決められない政治」へ逆戻りしてしまいます。まったく先の見えない展開ですが、これも歴史的な大改革に向けての試練と受け止め、歯を食い縛るのみです。どうやら、この後党首会談が開かれそうです。19:05
2012年8月5日
手塚の独り言
ロンドン五輪は早くも折り返し地点。まだ日本の金メダルは女子柔道と体操の内村航平選手だけですが、銀と銅は夜が明ける度にザックザク。注目のサッカーは男女揃ってベスト4に進出しましたから、嬉しい寝不足が続く頼エです。さてそんな中、今日は朝から野田総理に同行し新幹線で岡山に向かっています。我が国の成長戦略の一翼を担う、医療機器の製造など健康・エネルギー環境分野で先進的な取り組みをしている岡山市の「ナカシマメディカル社」や福山市の「シャープ福山工場」を視察します。また、今夜は広島に宿泊し、総理も楽しみにしている広島風お好み焼きで舌鼓の嵐閨Bそして、メインイベントは、明朝に広島平和記念公園にて行われる「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」への出席です。1994年より歴代総理の出席が続きますが、野田総理にとっては就任後初の式典参加となります。日本に原爆が投下されてから67年目の夏。その壮絶な歴史を風化させないために国内外に発信し続けることも政権の大きな使命でしょう。内閣不信任案や問責決議の提出など、永田町では物騒な奄熏Lがりつつありますが、心を鎮め平和を祈念してきたいと思っています。11:05
2012年8月1日
手塚の独り言
4年前の北京と違い、時差で寝不足気味の方もきっと多いはず。昨日は、日本選手最初の金メダルとなった女子柔道の松本薫選手に、野田総理からのメッセージを送ることができました。それにしても、あの闘争心あふれる表情は印象的でしたね。金メダルはまだ1つですが、銀と銅はもう数えられないくらい。決勝で敗れ悔しい銀もあれば、大きな将来を予感させる銅もあったり、やはり人生を懸け全力で立ち向かう選手たちの姿は感動的ですし、にわか応援団が寝不足だなどとぼやいていてはいけませんね(笑)。さて、五輪にまつわる身近な話題を一つ紹介させて下さい。日本選手団最年長で、馬術で北京五輪に続いて出場する、法華津寛選手は、私の実母と目黒の緑が丘小学校の同級生。馬術の応援の仕方はよくわかりませんが、ご活躍を期待したいところです。ここで、政治生命の懸かった話も少々。参院での社保税一体改革の審議もいよいよ佳境になってきました。来週の中央公聴会の日程も決まり、法案採決の日取りをめぐっての駆け引きも本格化しています。気付けば今日から8月。胸突き八丁の夏も本番を迎えます。10:05