月別アーカイブ: 2006年1月
2006年1月31日
手塚の独り言
昨年11月に閣議決定した答弁書に反し、事前に米国の現地調査をせずに米国産牛肉の輸入決定をしたとの、予算委員会における中川農水相の答弁を巡って国会は混乱したようですが、1日遅れで本日補正予算は可決成立の見込み。そして、マスコミ各社の世論調査でも小泉内閣の支持率が急落とのこと。振り返ってみると、ほぼ毎年この時期に内閣支持率は下落傾向にあることがわかります。毎年1月中旬に通常国会が召集され、その時々の政治課題に対し、野党の政府への責任追求が勢いづくのがその背景でしょう。今年はサンドイッチのようですが、BLT(BSE、ライブドア、耐震強度偽装)国会と名付けられている様子。引き続き目が離せません。12:15
2006年1月30日
手塚の独り言
昨日、約1年ぶりに映画館に行き、三谷幸喜監督作品の「THE有頂天ホテル」を見て来ました。大晦日のホテルを舞台にした、そこに集まる訳ありの宿泊客と、そこで働くホテルマンが織り成す大爆笑コメディ。三谷作品ならではの軽快テンポと張り巡らされた伏線の数々。アッという間の約2時間、ひたすら安心して笑える作品です。笑う門には福来たる。お薦めです。ところで今日は、私の母方の祖父(戸籍上は父)の21回目の命日。祖父は終戦後、読売新聞の記者を辞め、多くの人に娯楽を提供するべく自由が丘に映画館を作った事業家でした。合掌。8:50
2006年1月28日
手塚の独り言
報道の扱いは決して大きくありませんが、昨日の衆院議院運営委員会で、議員年金廃止法案が可決されました。しかしこの法案は、現職議員が納付した金額から一部カットされた額を一括して受け取るか、現行制度の給付水準より一部削減された年金を受け取るか、それぞれの判断で選択出来ることになっているのです。つまり、ほとんどの議員が後者を選択するでしょうから、実際は廃止どころか骨抜き存続法案なのです。議員年金廃止へのこれまでの思い入れと、このいい加減な法案を成立させた与党への怒りを込めて、今年最初の「手塚日記」を昨日書きましたので、是非ご一読下さい。13:05
2006年1月26日
手塚の独り言
14回目の越冬。特別厳しい冷え込みの中、連日朝の駅頭演説を頑張っています。目黒で一緒の伊藤悠都議と、世田谷の浪人生の関口太一君はまだ数年キャリアで、ここ何年かは暖冬でしたから、今年の寒さはかなり堪えている様子。まさに寒修業の様相ですが、10歳年をとったこちらはもっときついんだなどと泣き言も言えませんから、せいぜい励まし合いながら、春を待ちたいと思います。さて、国会では衆院予算委員会の審議が始まりました。ライブドア問題・米国産牛肉再禁輸問題・耐震強度偽装問題を「3点セット」と位置付け、政府の責任を徹底追及していくことになります。野田佳彦国対委員長が引っ張る戦闘的審議。引き続きご注目下さい。13:05
2006年1月24日
手塚の独り言
堀江貴文社長逮捕の衝撃から一夜。この件を政治的にとらえると、やはり昨年の総選挙は避けて通れません。国会解散後、出馬に向け堀江氏が自民・民主両党に自らアプローチしてきたことは確かで、当時の岡田克也代表は、意見交換しつつも一切民主党からの出馬を促すことはありませんでした。民主党で候補者擁立作業の一翼を担ってきた私の経験から、世間で注目される目玉候補は喉から手が出るほど欲しいとういのが本音ではあります。しかしそこは「人の心はお金で買える」と自著でアピールしてきた堀江氏の危うさを、岡田氏ならではの判断で退けたのです。亀井氏への刺客候補とういことのみならず、票寄せパンダとして堀江氏を利用した自民党にとって、小泉総理曰くの「別問題」であるはずがありません。入口から荒れ模様の国会となりました。13:50
2006年1月23日
手塚の独り言
小泉総理にとって最後の施政方針演説を受けて、本日から各党の代表質問が始まっています。総選挙直後の特別国会の本会議中継は、落選の悔しさから目を背けていましたが、さすがの私も平静を取り戻し、地元事務所でテレビの前に座っています。去年までは小泉総理の原稿棒読み答弁には、自民党側からもほとんど拍手などなかったはずですが、今日はテレビでもわかるぐらいの拍手が聞こえて来ます。なるほどこれが小泉チルドレンの存在感かと、あらためて悔しさが込み上げて来ました。とにかく問題山積の国会模様。発言権こそありませんが、厳しい目を向けて行きたいと思ってます。14:25
2006年1月22日
手塚の独り言
政治からは離れ、先週決まった直木賞について。実に6度目のノミネートで受賞したのは、私も大好きな東野圭吾。ミステリーからコメディまで幅広い作風に加え、読み始めるともう止まらずに必ず寝不足を招く数少ない小説家ではないでしょうか。今回の受賞作「容疑者Xの献身」ももちろん秀逸ですが、私のお薦めは、現在テレビドラマになっている「白夜行」と、その続編ともいえる「幻夜」です。いずれも計算され尽くした小説構成で、その時代背景と人間の情念を見事に描いた東野ミステリーの金字塔的作品。まだ読まれていない方は、寝不足覚悟のうえ是非に。さて、今日は今年初めてのタウンミーティング。碑文谷・鷹番・目黒本町地域の皆様を対象に、午後1時半から月光原住区センターにてです。12:40
2006年1月21日
手塚の独り言
外は大雪ですが、昨日の続きで売出し中の馬淵澄夫代議士について。1960年生まれの45歳。特筆すべきは6児の父であることと、横浜国大卒業後、初当選するまでに9つの仕事をしてきたとの本人談。私が1期先に初当選し、彼が奈良で浪人生活を送っている頃からの付き合いで、前期は国会で最も多くの仕事を一緒にさせてもらったかもしれません。苦労人らしく、目立たない仕事でも汗をかき、それでいて手柄を決して誇らない男で、その胆力にはいつも器量の大きさを見せ付けられて来ました。「もう突っ走れるところまで、突っ走りますわ!」との自信みなぎる言葉に惚れ惚れしつつ、ちゃっかり「今度、後援会の朝食会にゲストで来てよ」と依頼。さっそく5月の「夜明けの会」の朝食会に来て頂くことになりました。さて、皆様も外出の際はお気を付け下さい。13:00
2006年1月20日
手塚の独り言
通常国会召集前夜となった昨晩は、野田佳彦国対委員長を中心に、親しい仲間が集っての新年会。私だけ国会に召集されない身であるにもかかわらず、何事もなかったように声を掛けてくれる仲間の配慮に甘え、ついつい深酒してしまいました。耐震偽装問題の追求で、すっかり時の人となった馬淵澄夫代議士も参加していましたから、証人喚問の舞台裏なども聞かせてもらう貴重な機会にもなりました。仲間の友情を感じ、国会に帰る場所あることを実感出来たことで、今朝の駅頭演説も力が入りました。春の来ない冬はないと自分自身に言い聞かせつつ、まずはこの厳冬を乗り切りたいと思います。明日は東京でも雪が降るそうです。13:30
2006年1月18日
手塚の独り言
ライブドアに捜査のメスが入ったことで、ライブドア株のみならず株価市場は急落。小泉総理は、先の総選挙で刺客として支援した堀江社長を「人間を全部調査することはなかなか出来ない」とどこ吹く風。一方、耐震強度偽装問題でますます国民の不信感が募るヒューザーの小嶋社長に、秘書の名前まで証言された安倍官房長官は「国土交通省に働き掛けしたことは一切ない」と断言。ことの真相はまだまだ闇の中ですが、政官業の癒着構造と、とかげの尻尾切りは、いつの時代も自民党政治の真骨頂。これを契機に風向きが変わってくれればと期待したいと思います。明後日に召集される通常国会にご注目下さい。17:40