郵政造反組の復党問題は、平沼赳夫衆院議員を除く11人が政治家にとっては屈辱的な誓約書を提出し決着。交渉役の意地の張り合いばかりが印象に残りましたが、安倍総理の本人の顔が見えてこないこと自体が、一層支持率低下に拍車を掛けることになるでしょう。いずれにしても、小泉前総理が選択した無党派層を重視する「新しい自民党」像と決別し、支援団体や身内を重視する、これまでと変わらない「古い自民党」に逆戻りしたことは確かなようです。生命維持装置の役割を担ってきた「小泉的幻想」はもうこれでおしまい。あとは政権の新たな受け皿となる民主党自身の真価が問われることになります。15:35