日頃は専ら西暦を使う生活であっても、少しだけ特別な5月のスタートとなりました。我々は、戦前・戦中・前後のように、その時代に何らかの線引きをして、「昨日とは連続していない今日」を認識します。戦後生まれの52歳としては、昭和から平成に突然変わった日、20世紀から21世紀に変わった元旦に加え、平成から令和に変わった今日が、3度目の体験になったのかもしれません。そもそも世襲による皇位継承と民主主義そのものが相容れない概念であり、その矛盾を国民に感じさせることなく、憲法に規定される「象徴」としてのお務めにご尽力された平成天皇・皇后両陛下には、心から感謝の念を多くの国民が共有しているところだと思います。次の次の時代に思いを馳せると、現在の制度のもとで悠仁様のパートナーになる女性にかかる、必ず男子を産まないととの圧を想像した時、我が国の伝統のみに拘泥した天皇制の在り方には限界を感じるのも事実です。静かな環境で速やかな議論が必要でしょう。まずは、元号が変わったことですし、この際政権も変えられるよう、一層精進して参 ります。9:00