昨日、与野党の党首会談が行われました。そこでは野田総理から、自民党の安倍晋三総裁や公明党の山口那津男代表に対し、特例公債法案の早期成立に加え、予算案と特例公債法案の一体処理に関するルール作りや、衆院の1票の格差是正に関する「0増5減」の先行実施についての歩み寄りなど、膠着状態打開に向けての具体的な提案も行われました。しかし、野党側の関心は解散時期のみのようで、その言質が取れないとして、会談は決裂。しかし、総理を経験したことのある安倍総裁のことですから、大権を行使する時期を明示できないことなど承知の上でしょう。また、野田総理の「近いうち」とした約束が反故にされるはずもありません。国民生活を人質にしての面子の張り合いは、まさに「決められない政治」の象徴となります。臨時国会は29日に召集されることになりました。会期は1ヵ月程度とのこと。相変わらず一寸先が見通せない政局が続きますが、自らの役割を自覚し、精進たいと思います。総理補佐官退任後から続いている関係者との慰労会も、まだまだ終わりそうにありません…。11:50