韓国の大統領選では、保守系野党ハンナラ党の李明博氏がダブルスコアで圧勝し、10年ぶりに政権交代が実現することになりました。これは、金大中氏、廬武鉉氏という民主化運動の流れをくむ政権からの脱却ということになり、貧富の格差拡大や、不動産高騰に効果的な策を打てなかった現政権への批判の受け皿として、財閥系企業の経営やソウル市長などの実績のある李氏に、景気回復への期待が集まったのでしょう。仮に日本で政権交代が実現した場合、その後数年で保守政権へと先祖帰りをしないよう、どう政策を実現していくべきか、隣国の経験から学べることもきっと多いはず。これから政権を目指す民主党としても、この結果をしっかり検証するべきだと思います。17:15