政界騒然。財務省の決裁文書の改ざん問題は前代未聞の異常事態で、国会は空転どころの騒ぎにとどまらず、数年に一度と思われる大混乱の大政局となっています。省内に自殺者が出るまでの段階になり、ようやく佐川前理財局長が国税庁長官を辞任。事態は一気に急展開を見せ、昨日は総理夫人や閣僚経験者の名前が消されていたなどの調査経過を財務省が公表しました。次なる焦点は、一体誰がなぜこんな改ざんを指示したのかに移っていますが、そこは国民の大半も、安倍総理の「私や妻が関わっていたら、総理どころか国会議員でもいられない」との答弁が起点となっていることを感じているはずです。そこで官僚の「忖度」があったにせよ、これは明らかに犯罪であり、日本人が長年もってきた「公」への信頼を根底から壊す大罪と言わざるをえません。昨日、我が党の幹部の一人が「手塚さんが浪人してた5年間、こんなに政権が追い詰めれる局面はなかったんだよ」と漏らしていました。これは絶対権力の腐敗そのものであり、麻生財務相の辞任などでは終わらせない、安倍政権の終局を求め、最前線で戦いを進めていく覚悟です。8:00