伊藤悠前都議が民進党を離党し、小池百合子都知事が率いる地域政党から公認されたとの報道があり、私としても一定の見解を表明する時期がきたと考えています。伊藤君が夏の都議選で勝利したいという至極当たり前の思考の中で、民進党で戦うよりも有利だという思いを持たせてしまったことは、党の総支部長としての責任を痛感しています。さらに、蓮舫代表の気持ちを考えれば、断腸の思いであることは否定できません。政党は議会制民主主義の基礎となるものですが、政策を実現する上での道具という側面もあります。また、選挙を戦い抜く上での武器であり、そこには当事者感じている以上の垣根があること事実でしょう。あえてその前提で振り返れば、伊藤君と私の関係が始まったのは今から20年前のことになります。学生スタッフとして私の衆院初当選を支えてくれ、現役大学生でありながら、唯一無二の存在として公設第1秘書になってもらいました。その後は、お互いの当落のみならず、幾多の政治的困難を共に乗り越えてきた、肝胆相照らす兄弟分です。私は伊藤君の決断を尊重し、彼がもう一度都政で力一杯仕事をできる環境を後押ししたいと思っています。ご理解頂ければ幸いです。12:00