絶好調の安倍晋三総理は、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉に参加することを昨晩正式に表明しました。「聖域なき関税撤廃を前提とする限り反対」とした自民党の選挙公約との整合性が問われることになりますが、そもそも「聖域」の定義が曖昧ですし、それぞれの国が例外について主張するからこそ交渉が必要なのであって、完全自由化だけを決めるなら、ルールは単純明快なはず。国際社会の大きな潮流の中で、国内の生産者や支援団体の顔色ばかりうかがっていれば、成長に乗り遅れることは必至です。自民党らしい、選挙と政策は別物、党内抗争は棚上げとの手法を我々も学ばないといけません。野田政権でもっと進めたかったTPP。皮肉の一つも言いたくなります。そんな思いも飲み込んでいるであろう野田前総理と一緒に、今日は新幹線で岐阜に向かっています。民主党の後輩で、私と同様に総選挙で議席を失った、岐阜1区の柴橋正直君の結婚披露宴が明日岐阜市内で開かれ、揃って出席させて頂きます。今日は下呂温泉まで足を伸ばし、前泊。総理在任中には考えられないゆとりの企画です。同行の前補佐官ものんびりさせて頂きます。東京も桜の開花宣言がありました。13:30