昨日、第4次補正予算案が共産党を除くすべての会派の賛成で無事に衆院通過。政府としては順調な滑り出しと言ってよいでしょう。そこで、予算委員会で最も審議の対象となった、沖縄防衛局長のいわゆる「講話」問題について一言。一昨日から昨日にかけ、この問題の責任を取らせる形で「局長更迭へ」とメディアが一斉に報じました。ところが、昨日示された結論は、トカゲの尻尾を切ってこの問題を幕引きとせず、自民党政権時代から常態化していたであろう防衛省の構造的な問題を徹底的に調査しようという方針でした。つまり、各メディアはこぞって誤報を打ったことになります。それでも懲りずに自らの誤報を棚上げし、政府や田中防衛大臣が「迷走した」と報じるメディアの体質に空いた口が塞がりません。報道の過ちを認めるほどメディアに自浄作用はないでしょうから、現場で多くを見てきた立場で、あえて苦言を呈しておきたいと思います。さて、今日は午後から慶應大学へ。野田総理が学生さんたちを相手に社会保障の将来像について、講話ではなく講演を行います(笑)。一体改革の実現に向けて、自ら国民各層に直接説明をしようという方針の一環。春が待ち遠しいですね。13:40