内閣不信任案の可決。衆院解散。分裂選挙で民主党大敗。こんな悪夢にしばしばうなされることになった今回の政局でした。しかし、今回の不信任案は、復興に向けて基本法の与野党協議が大詰めを迎える中での提出で、まったく「大義」のない、政局作りを目的とする無責任なものだったと断言できます。さらには、小沢氏の周辺議員の造反を誘発し、仮に不信任案を可決できたとしても、次にどんな枠組みで誰が総理になるのか、そうした「展望」さえも示されない政局だったと思います。結果は報道の通り、菅総理が退陣を示唆したことで造反議員が最小限にとどまり、何とか難局を乗り切ることができました。しかし、次は総理の退陣の時期が新たな火種となっています。私の知る限り、菅総理は自らの立場に恋々とし、ポストしがみつくような人ではありません。総理が辞任すれば、すぐさま民主党代表選を行い新たな総理候補を選出しなくてはなりません。当然、その間は政治的空白が生ずるわけで、今が決してその時でないことは、誰もが冷静に考えればわかることでしょう。ちなみに、この間私に様々な指示を出し続けた安住淳国対委員長は本日過労でダウン。私は相変わらず元気です。13:25