今週は衆参両院で2日間づつ開かれている予算委員会以上に、地球の裏側から届く救出劇の映像に釘付けになっている方も多いことでしょう。チリ北部の鉱山の落盤事故で、深さ600メートル以上の地下坑道から、カプセルを使っての救出作業が続いていましたが、つい先ほど33人目、最後の作業員が地上に引き上げられました。約70日ぶりの最愛の家族との対面。33人にそれぞれのドラマがあることでしょうし、すでに映画化が決まったという話もうなずけます。このところ、決して誰とは言いませんが、朝起きてから夜床に就くまで、ずっと自分のことばかり考えているような政治家を目の当たりにしてきましたから、救出を待つ作業員全員が「自分は最後でいい」と言っているとの報道に感動を覚えたところです。愚痴っぽくなってすいません。救出作戦の先頭に立ったピニェラ大統領。チリ国内での支持率も急上昇とのことで、菅総理にも眩しく映っていることでしょう。11:30