先月末に2009年度予算が成立したばかりですが、早くも本年度の補正予算が提案される方針との報道です。財政支出額は約15兆円で、本年度予算と合計した一般会計予算総額は、単年度としては史上初の100兆円を突破することになります。景気対策という錦の御旗を掲げての大盤振る舞いに、言いたいことは一杯ありますがが、まずは象徴的な「子ども家族応援手当」と称される、3?5歳の小学校入学前の子育て家庭に年間36.000円の支給について。子育て支援は賛成ですし、民主党の政権公約の柱の一つにもなります。ただ、今回限りの単年度支給じゃ、その政策に理念も将来設計もなく、例の定額給付金と同様の選挙目当てのバラマキと指摘されるでしょう。1年間、月々たかだか3.000円のおやつ代に恵まれた子どもたちが、将来に渡ってとてつもないツケを背負わされることを看過できません。7:50