今年最も衝撃的だったのは、9月1日の福田前総理の辞任会見。記者から「他人事のように聞こえる」との指摘に、「私は自分自身のことを客観的に見れるんです。アナタとは違うんです」と捨て台詞を吐いた前総理。当時は笑ってしまいましたが、今から考えれば、支持率が下落し、とても解散を打てる状況ではなく、人心一新で局面を打開しようとの判断は、自身の置かれた状況を冷静に分析しての行動だったかもしれません。誤算だったのは、解散をしてもらうため、事実上政権を禅譲した麻生総理が、役割を理解せず、解散をためらい、政局を一層混乱させたことでしょう。福田氏が指した「アナタ」とは、麻生氏のことだったのではと、年の瀬に究極の嫌味を言いたくなりました。苛立ちを感じつつも、勝負の来年への覚悟を新たにしています。今年もこの独り言をご愛読有難うございました。どうぞ、良い新年をお迎え下さい。10:15