麻生総理が新総合経済対策を会見で発表してから1週間余り。目玉とされる定額給付金をめぐって政府・与党内は迷走中です。給付金は1人あたり12000円で、18歳以下の子供と65歳以上の高齢者には8000円を上乗せすることで合意したようです。ただ、所得制限については、閣僚の意見も見事にバラバラ。与謝野経済財政相にいたっては「高額所得者は辞退するというのは、制度ではない。あり得ないだろう」とも。確かに正論です。政策そのものに理念や哲学がなく、選挙目当てのバラマキだからこうした迷走となるのでしょう。駅頭で頂いた有権者のご意見を紹介すると、「総選挙の票をカネで買われてるようで不愉快だ」とか「もともと我々の税金なんだから、給付金じゃなくて還付金だろ」とか「12000円払うから、消費税の増税はやめてくれ」などなど。景気効果は無理。それが私の結論です。13:25