アメリカの中間選挙は下院で民主党が12年ぶりに過半数を奪還し、開票作業が長引く上院でも半数に迫っています。最大の争点であったイラク問題に対する国民の厳しい審判が下された格好で、ブッシュ政権は死に体のいわゆるレイムダックに陥るとの観測が広がっています。これで早くもヒラリー・クリントン上院議員の動向を中心に再来年の大統領選挙へと関心が移ることになります。そこで私が注目する民主党の次期大統領候補は、イリノイ州選出のバラック・オバマ上院議員45歳です。父はケニア出身の黒人、母は白人で、弁護士を経て政界入りしました。抜群の演説力とカリスマ性をもつ期待の星です。いずれにしても、初の女性あるいは褐色の大統領が誕生する可能性が高くなって来ました。日本の民主党も頑張らねば。10:30