時間外取引対新株予約権。どうやら仁義なき戦いの様相を呈してきたライブドアとフジテレビのニッポン放送株争奪戦が、ついに司法の場に持ち込まれることになりました。これまで、既得権益を有する既存の経営者や、旧体質の自民党議員らの堀江社長批判が目につきましたが、フジテレビとニッポン放送の今回の措置は、堀江氏を批判する理由を失ったことだけは間違いなさそうです。株式を公開している企業では、株が自由に取引され、その過半数を持った株主が支配権を握る。この基本ルールが簡単に崩されるようでは、日本市場は海外の投資家から見放されてしまうでしょう。司法の判断を冷静に見守りたいたいと思います。14:25