参院選が終わりました。蓮舫さんの4選や辻元清美さんの国政復帰など、安堵を覚える喜びがありながらも、立憲民主党にとっては総じて厳しい結果が示されました。投開票日のわずか2日前に起きた安倍晋三元総理の銃撃事件が投票行動へ影響を与えたであろう側面は否定できるものではありませんが、まずは故人のご冥福をお祈りし、すべての暴力を許さないという立場を改めて確認したいと思います。その上で、今回の結果をつぶさに見て、最も顕著な数字として指摘をしておきたいのは、32ある1人区のすべての選挙区で一本化を果たした3年前の参院選では10勝22敗、同じく6年前は11勝21敗と一定の成果を上げてきたものの、候補者乱立となった今回は4勝28敗と壊滅状態に陥っていること。そして、元職議員や元首長あるいは著名人などを計26名も全国比例に積極擁立した維新と比較して、比例擁立が計20名に留まり、しかもその半数以上が選挙直前の公認発表となった立憲は、比例野党第一党の座を維新に奪われてしまいました。定数6名の東京選挙区では、松尾明弘さんの惜敗に悔恨の想いは残りますが、与党系3名・野党系3名が当選し、議席数・票数ともに与野党伯仲の状況を一定程度は作り出せていますから、もっと全国でもしっかり戦えたんじゃないかという声へ、真摯に耳を傾けていく必要があると思っています。いずれにしても、共に戦った東京都連の仲間の皆さんや、ご声援を送って下さった方々への感謝の気持ちを胸に、次なる政局に歩みを進めて行きたいと思ってます。13:30