2020年酷暑の夏、立憲民主党、国民民主党、社会保障を立て直す国民会議、無所属フォーラムなどの合流が最終的な合意に至り、ようやく新党の結成にたどり着きました。紆余曲折に苦しみながらも、自公政権に対峙する大きな塊をどうにか作り出せたことに、安堵と期待と使命をずっしり感じている一方で、これが真に背水の陣であるとの危機感も強烈に意識しています。そんな残暑厳しき8月28日の昼下がりに突如して飛び込んできた、安倍総理辞任のニュース速報。芳しくない体調が続き、通院での治療が公然と報道されていたわけですから、晴天の霹靂とまではいきませんが、それでも一定の衝撃が永田町全体に走っています。自民党が一大イベントに仕立て上げるであろう新総裁選出の党内選挙にて、疑似政権交代が演出されることのないように、今こそ野党の胆力が試されていると言えるでしょう。果たしてどなたが宰相の座を射止めるのかわかりませんが、どのような政局にも即応し得る体制を築くのみです。7年8ヵ月に渡る一強体制の終焉。その感慨にひたる暇などないことは確かでしょう 。前進あるのみです。9:00