数週間続いた舛添劇場が閉幕。最終局面では、都議会解散という前代未聞の展開も想定され、先月末のダブル選政局に続き、一寸先が不透明な政局に翻弄されてしまいました(笑)。この際、総括と感想を少々。一言でいえば、舛添氏の人格が問われたのだと思います。政治資金規正法は、その支出に関し細かい規定はありません。だから違法ではないと。ただ、そもそも法律を作る段階で、個人の趣味で大量の美術品を買ったり、家族旅行に支出することなど想定されていませんので、メディアの「ザル法」だという指摘もその場限りのように感じます。指摘された非常識を、明晰な頭脳で自信満々に抗弁する醜い姿は、トップリーダーとして明らかに「徳」を欠いていたことがこの結果をもたらしたのでしょう。すでに世の中はポスト舛添で動き出しています。近親者に有資格者がいますので、しがない浪人生の周辺も慌ただしくなってきています。都知事選のセオリーは「あと出しじゃんけん」が相場。ただ、1週間後に参院選が公示されますので、決断のためには「さき出しじゃんけん」が求められてしまいます。じゃんけんで先に手を出す時は不戦勝でしか勝ち目はありません。粛々と参院選の準備を進めます。11:15