「ホワイトハウス・ダウン」という映画を鑑賞してきました。大統領警護、いわゆるシークレットサービスになり損ねた議会警察官が、ホワイトハウス見学中に人質となった愛娘を救うため、大統領と2人でテロリストと戦うという、いかにも米国らしいアクション映画。「ダイ・ハード」の政治版といった感じでした。中東平和条約を提案する、オバマ氏を連想させるアフリカ系大統領が標的となりますが、そのテロリストを操るのが米国の軍事産業にバックアップされる下院議長という設定も、お約束のハリウッド流。折しも、現実の国際社会でも、中東のシリアに対し、アサド政権が化学兵器を使用した疑いで、米国らが軍事介入の検討に入ったとの報道です。軍産複合体ゆえ、何かと戦争をしたい国の、定期的な発病と直感したのは、ゆめゆめ映画の影響ではありません。性急な米国の動きに危うさを感じますし、まずは国連調査団による解明を見極めるべきでしょう。平和な日本の夏も、そろそろ終わりが近づきつつあります。17:40