2000年の6月25日。忘れもしない私の衆議院初当選。その後、特別国会が召集され、初登院したのは7月4日でしたが、6月と7月の2ヵ月分の歳費を現金支給され、初めて実感した永田町の常識と世間から見た非常識。当時は怖いもの知らずで、私自身が歳費月割りの非常識を代議士会で指摘し、大きく報道して頂きました。その後も、議員特権の見直しに尽力してきましたが、自民党や秘書会の反対もあって、ずっと歳費は月割りのままでした。世論の後押し、政権交代などを背景に、今国会でようやく山が動いたのです。国会議員の寄付行為は公選法で禁止されていますが、歳費の返納についての除外規定を定めた公選法の改正を全会一致で実現できたことで、新たに当選した新人議員らが自主的な歳費の国庫返納で可能となり、事実上の日割り支給になったのです。この法案が可決された昨日の本会議で、議院運営委員長として法案の提案を行った、2000年同期当選の松本剛明委員長が、登壇前に議席の私の肩をポンと叩き「よっちゃん、10年だね」と囁いてくれました。隔世の感。小さな変化ですが、個人的には歴史的な瞬間となりました。15:00