参院選が終わりました。改選を10議席下回る44議席でしたから、敗北ということになります。一方、私が選対責任者を務めた蓮舫さんは、170万票を超える圧勝で、東京選挙区史上最多得票というおまけ付き。心配されたもう1人の民主党候補も何とか滑り込み、2議席を確保することができました。ホッ。メディアや党内の一部からは、菅総理の消費税についての発言が敗因だとの声も聞こえてきます。しかし、それは断じて違います。第一、民主党を凌駕した自民党の公約が消費税10%ですから、敗因になりえません。地方の29県ある1人区で8勝21敗。前回の参院選が23勝6敗でしたから、ここが敗北の背景なのです。蓮舫さんと1人区を回って感じたことは、政権党としての地方組織の脆弱さでした。今だに連合、すなわち労組に頼る選挙体制になってしまっていますし、民主党籍をもつ地方議員も数えるほど。追い風のない選挙では、斜陽の自民党にも地力負けしてしまったというのが敗因だと思います。参院の「ねじれ」は厄介で、難しい政権運営を余儀なくされますが、ここは党一丸でこの難局を乗り越えていくしかありません。頑張ります。10:30