18年間駅頭演説を続けている私にとっては、その時々の有権者の反応がバロメータになります。先日はこんなやりとりがありました。マイクを握る私に「応援してるけど、しっかりしてくれないと」と。「ご心配おかけしてます。参考までに、どの点が一番ご不満ですか?」と私がうかがうと、「公約が守られてないよ」と。「マニフェストのどの政策ですか?」とうかがうと、「子ども手当には絶対反対だよ」ときっぱり。「えっ、それは公約通りですが…」と答えると、「とにかく、しっかりな。今、急いでるから」と立ち去られました。新政権への期待に十分応えられていないもどかしさ感じる場面ですが、有権者の側も整理のつかない漠然とした苛立ちがあるようにも感じます。その象徴が普天間問題でしょう。沖縄県外移設には賛成。鳩山総理の思いは理解できても、その進め方が拙劣で、政治力、決断力に欠ける。好い人と八方美人は表裏。行き詰まったからといって、総理の首を取り替えその場をしのぐ手法は前政権を踏襲するだけで、政権の責任を果たすことにはなりません。苦しい場面が続きます。11:15