今日は実父の命日。音楽評論家として名を馳せたいソノてルヲが他界して11年になります。ほとんど知られていませんが、父がその道に進むきっかけとなったのは、慶応大学卒業後に就職したアメリカ大使館だったそうです。その大使館の要請で、先日APEC担当のカート・トング大使と親しく懇談する機会がありました。今年の秋にAPECが日本で開催されることもあり、新政権とのパイプ作りの一環だったと思われます。時節柄、普天間問題にも話が及びましたが、もっと基本的な日米関係についての考察も聞きました。まず、米国のエリートらが日本で起きた政権交代という変化を重く受けとめてなかったとの反省があると。日本は政権の変わる可能性がない国と見られていたんですね。一方、日本はどんな場面でもアメリカとの関係は不変との甘えがあるのではとの警鐘も忘れていません。米国にとって牛肉輸出が普天間以上の関心事と経済的な側面を強調したのは立場上のことでしょうが、こうした意見交換の重要性を実感できたのも与党だからこそです。出口の見えない普天間問題を抱えながら、今日は午後3時から、今国会3回目の党首討論です。12:55