衆議院と参議院。定数や任期など色々と違いもありますが、本会議で衆院は起立採決が基本なのに対し、参院は押しボタン式となっています。その採決をめぐって、一昨日の参院で前代未聞の珍事件がありました。自民党の大ベテランの若林正俊議員が、欠席していた隣席の青木幹雄議員のボタンまで押す二重投票。大学生の「代返」のようなことを国会で行うなんて言語道断。開いた口がふさがらないと思いきや、事態の重大さに気付いたのか、若林議員は「一身上の都合」を理由に議員辞職。潔いなどと思うなかれ、任期は残りたった数ヵ月。すでに今期限りの引退表明していて、後継は世襲で息子と決まっているようです。いやはや。話題は変わりますが、今日は私の母の70歳の誕生日です。おめでとう。論語では「七十にして矩(のり)をこえず」。つまり「人間70歳ともなれば、心の欲するままに行動しても道理をはずれることはない」と。若林正俊氏75歳。ちなみに小沢一郎幹事長68歳。11:55