国会用語で「寝る」といえば、野党が審議拒否をすること。日曜の長崎県知事選の結果で強気になったのか、自民党は月曜に突如「寝て」しまい、右往左往した結果、議院運営委員長解任決議案や衆院議長不信任案を闇雲に提案することで、木曜にあっさり「起き」てきました。審議拒否戦略を極力取らない国対委員長として名を馳せた野田佳彦財務副大臣も「寝方や起き方を教えてあげたいよ」と呆れ顔。その野田さん曰く、審議拒否戦略の要諦は、まず何といっても党一丸の体制と足並みの揃った野党共闘だと。その迫力があって初めて、数で優る与党の譲歩を引き出せるとのこと。今回は自民党内からはすぐに不協和音、同じ野党の公明党と共産党が審議に応じていては、戦略も迫力も確かに伝わりません。予算案の年度内成立の目処があっさりと立ちました。あとは民主党内のこと。春一番はまだ党内には吹いてくれません。とりあえず、頑張れ浅田真央! 12:25