日本郵政の西川善文社長の再任をめぐって、許認可権を持つ鳩山邦夫総務相が異義申し立て。民主党代表の実弟になる御仁は、今でこそ麻生総理の盟友で、いわば内閣の顔ですが、1996年の旧民主党結党の立役者でもあり、当時は党副代表兼都連会長。民主党に参画し、都議から国政に挑戦した私にとっては、ことのほか目にかけて頂いた恩人に当たります。一見その体形から豪放磊落に見えますが、意外と繊細で緻密な政治家です。だから今回の件は、世論の動向も見込んだ上での確信犯的行動だと私は見ています。自民党内やメディアの論調、国民世論まで二分されていますから、麻生総理にとっては頭の痛いところでしょう。西川社長更迭か鳩山大臣罷免か、政策とは違って足して2で割ることのできないのが人事です。麻生総理にとって無傷の解決策はたった一つ。そう、国会解散。いかがでしょう? 11:35