イギリスを代表するフィナンシャル・タイム紙の25日付の社説を、日本のメディアが一斉に報じています。「麻生政権は弱体化しすぎていて、政策を通せない。日本はすぐに総選挙を実施して、意思決定できる政府をつくるべきだ」との内容です。他国のメディアに内政についてここまで酷評されるのは前代未聞のこと。世界同時不況からの脱出は、世界第2の経済大国の政治の安定が不可欠との指摘であって、毎年毎年政権が放り出されていながら、表紙が変わるだけで、政権交代が起きないことに違和感を感じさせているのでしょう。その不思議な国でも、本日中に本年度予算案が衆院で可決される見込みとのこと。例年のような激しい衝突もなく、やや緊張感に欠けているのは、間違いなく「嵐の前の静けさ」だと思います。外は、この冬初めて見る雪。カレンダーをめくり、一足早く「弥生」を呼び込んでみました。11:30