中国の胡錦濤国家主席が来日しています。中国の国家元首の来日は実に10年ぶりのこと。小泉元総理が繰り返した靖国参拝などで冷えきっていた両国関係も、親中派で靖国参拝にも慎重な福田総理の存在で、雪解けから一気に春へ。切っても切れない関係の隣国の首脳間の往来は重要ですし、関係改善への取り組みは評価したいと思います。ただ、したたかな中国のこと、長く総理の座にいるとは思えない相手との本音トークはほどほどに、アキレス腱となっているチベット問題や、東シナ海のガス田開発問題は棚上げしてもらい、五輪開催への協力を強く要請し、その返礼にパンダ。こんな線の対話が行われていることでしょう。外交などではとても点数は稼げない政権の末期症状を垣間見る連休明けです。17:20