各メディアの世論調査で、福田内閣の支持率が軒並み20%台に突入。この数字は、安倍前総理が政権を放り出した昨秋とだいたい同じ水準で、「危険水域」との言葉が紙面を踊るのもうなずけます。気の早い週刊誌などは、すでにポスト福田の具体名を示し、混迷する政治情勢に拍車を掛けています。日銀総裁人事、年金記録の照合問題、暫定税率撤廃に対しての再議決などなど、福田政権にとっては政権浮揚に使えるカードはもう手元になく、最近囁かれていた「サミット花道論」まで持たない可能性もあるのでは。先進西欧諸国のトップリーダーを北海道の洞爺湖に集め、去り行く人がホスト役では冗談にもなりません。日程的にはかなりタイトであることは承知していますが、ここは策を弄さずに国民の審判に委ねるのが、政治の筋道だと主張したいと思います。11:10