昨日、参院神奈川選挙区で再選を果たした自民党の小林温氏が、陣営の出納責任者らが公選法違反で起訴されたことを受けて議員辞職しました。安倍政権にさらなる打撃だと辛辣に評したいところですが、どうも腑に落ちません。簡単にいえば、この違反は票をお金で買うような買収ではく、ビラを配ってくれた学生にアルバイト代を支払ったという事件です。確かに選挙の基本はボランティアですが、秘書も含めてすべて無報酬で賄える陣営は存在しないはず。現にウグイス嬢や運転手、掲示板にポスターを貼るような単純労務については、報酬を支払うことが出来るのです。ポスターがよくてビラがダメとなれば、公選法の曖昧さを理解頂けるかと思います。誤解を恐れずにいえば、警察に狙われたらアウトという感覚が、政界の常識になっているように思います。小林温氏は、私が学生時代に最も多くの時間を共有した憧れの先輩でした。決して挫ける人ではありませんが…。16:40