週末の報道番組に出演した前原誠司代表が、通常国会中に外交・安全保障ビジョンなどの党内政策をまとめ切れなければ、9月の代表選に出馬しないとの考えを示しことで、久しぶりに民主党が注目されています。私の基本的な考え方は、小泉総理が壊したアジア外交を修復することが野党第1党の役割で、あえて隣国を刺激する「中国脅威論」を展開する必要はないと思います。憲法改正による集団的自衛権の行使についてもしかり。今は国民的関心が高い年金、医療、税制などをしっかり議論することの方が優先順位が高いはず。しかし、前原代表がライフワークとしてこうした外交・安保政策を持っていることは、党内誰もが知っていること。無駄な党内政局を展開して、いつまでも「やりたい放題」の自民党に遊ばれていてはいけないことだけは確かでしょう。12:10