晩秋のフランスというイメージとはおよそ馴染まない映像が次々に届いて来ています。パリ郊外の移民街で始まった若者たちの暴動は、サルコジ内相の暴言を契機に全国に飛火し、昨日は約1500台の車が放火で炎上、遂には死者が出る事態になっているとのこと。この自由・平等の国を揺さぶる事態は、社会的格差がその背景にあり、移民社会が抱える問題の深刻さを物語っています。勝ち組・負け組がより顕在化していくだろうと予測される我が国でも、国民の多くは「小さな政府」に賛同したと小泉総理はご満悦。移民社会ではないとはいえ、フランスからのニュースを対岸の火事と見過ごせるのでしょうか? 11:20