先週末、小泉政権にとっての最大の懸案であった郵政民営化が決着したことで、嫌な予感をもっていましたが、秋の深まりを感じる冷たい雨の降る中、総理は靖国神社参拝を決行。総選挙中は争点になることを恐れて、国会でも繰り返された「適切に判断します」との発言に終始していたことを振り返ると、憤りを感じます。焦眉の急であるアジア外交の建て直しには、謙虚な外交姿勢が求められると、私自身も何度も「手塚日記」の中で示してきました。しかしそれ以上に、大阪高裁が政教分離の原則に照らして違憲判決を下したばかりであるのに、行政の長の三権分立などお構いなしとの姿勢は、およそ尋常とは言えないでしょう。信念を貫くと見せながらも、このおごった総理の判断が、確実にこの国の国益を損ねていることを在野から声高に主張させて頂きます。14:00