台湾の李登輝前総統に対するビザ発給問題について。中国側の主張は、台湾独立を目指し今もなお政治的影響力をもつ李氏の訪日には何が何でも反対という立場です。台湾問題は私が訪中した際も、必ず中国側と大激論となるテーマ。しかし総統の座を退かれて数年、私人となった氏の来日を政治的影響力を理由に拒否し続ければ、その抽象的な線引きで、氏は生涯訪日出来ないことになってしまいます。氏は京都大学に留学し流暢な日本語を話します。日本国内にも古い友人が多いはず。小泉総理の度重なる靖国参拝で微妙な日中関係。タイミングも難しい政治判断だとは思いますが、私は今回のビザ発給を支持したいと思います。11:45