臨時国会での議論も一切なく、撤退論が多数となった世論を押し切るように、昨日、小泉総理は自衛隊のイラク派遣の期限を来年まで1年間延長することを閣議決定しました。米軍の侵攻から1年8ヵ月を経ても、イラクの秩序が安定する兆しは見えず、米軍が力で抵抗勢力を押さえ込むことで、反米感情が高まり衝突を広げ来ました。駐留地サマワの治安を担うオランダ軍が撤退する来年3月以降は、自衛隊が安全に活動出来る保証は一切ありません。もとより特別措置法が定める「非戦闘地域」とは、将来にわたって安全が見込める場所であり、今以上に空文化することを看過出来ません。あらためて、この期限延長に反対を表明致します。10:06