日曜日の夜、話題の「華氏911」を映画館で鑑賞してきました。ブッシュ大統領に批判的な人にとっては、きわめて痛快で、喝采を送りたくなるドキュメンタリー映画です。ブッシュ批判の急先鋒、マイケル・ムーア監督は、一見客観的な映像を周到に配置し、音楽も巧みに用い、政治的なスタンスを持たない観客までも引き込んでいきます。米議会の全議員のうち、息子を兵士としてイラクに送っているのはたった1人しかいないと怒って訴え「あなたの息子をイラクへ」と、議員への突撃インタビューを試みるあたりは、ムーア氏のほとばしる執念を感じます。小泉総理にも、テレビ漬けになった夏休みの終わりに、是非ご覧頂きたいと思います。11:00