3年ぶりに緊急事態宣言なしの大型連休を迎えました。第7波の到来が確実視されていながらも、繁華街や行楽地の人出はかなり旺盛のようで、こうしてコロナとの本格的な共生が始まっていくのかもしれませんね。さて、この大型連休中には岸田総理のイギリス等5か国外遊が予定されており、月内にはバイデン米大統領も来日するなどしばらくは外交イベントが目白押しのようです。ウクライナ情勢の好転の兆しも見えない中、国際社会の連帯が促進される首脳外交が活発に行われることは素直に評価したいと思いますが、かたや国内経済のニュースに目を向ければ、「悪いインフレ」や「円安加速」なるワードが頻出する状況が続いており心配のタネがつきません。長年のデフレに苦しめられてきた日本経済において、一定の物価上昇は歓迎すべき側面もないわけではありませんが、それも賃上げが伴ってこその話。過去30年にわたって名目賃金がまったく上昇していない異常な状態では、あらゆる値上げが家計を圧迫するのは当然のことです。2か月後に迫った参院選では、賃金上昇へ向けた経済 ・金融政策の是非こそが主要な争点のひとつになるべきであり、私たち立憲民主党がくらしを立て直すための政策を真正面から訴えていきたいと考えています。皆様、どうぞ良い連休をお過ごし下さい。12:00