4月7日に発令された新型コロナウイルスの緊急事態宣言が、昨日5月25日を持ってすべての都道府県で解除され、政府からの国会報告に対して、私が議院運営委員会の質疑に立ちました。政府の遅くて不充分なコロナ対応に危機感を覚えつつも、感染者数や死亡者数をここまで抑え込めた奇跡を、まずは率直に喜びたいと思いますし、すべての医療従事者等に感謝の意を表したいと思います。一方で、「ジャパン・ミラクル」と諸外国が半ば揶揄を込めて評するように、それぞれの政策が果たして妥当なものだったのかの検証は、第2波へ備えるために欠かすことができません。単に「運が良かった」だけで済ませるわけにはいきません。そして、いよいよ政権末期の様相を呈し始めてきた安倍政権。世論調査では支持率が3割を下回り、黒川検事長を訓告という軽い処分に留めたのが官邸主導だったという報道も出てきて、凋落に歯止めがかかりそうにありません。2次補正予算成立後に通常国会が閉会すると同時に、政権内や自民党内の権力闘争が繰り広げられることは間違いない状況でしょう。我々と しては、疑似政権交代に終わらせることのないよう、新たな選択肢を堂々と提示すべくあらゆる備えを進めていきます。8:30