昨日の朝一番に受けた突然の訃報。自民党の都議だった樺山卓司氏、享年63歳。つい2ヵ月ほど前、下町で鶏鍋をつつきながら昔話に花を咲かせたばかりで、自殺の可能性との報道にはただただ困惑します。出会いは1993年。共に日本新党公認で都議会に初当選。樺山さんが48歳で私が26歳でした。経験豊富で面倒見のよい人で、駆け出しの青二才が政治のみならずあらゆることをご指導頂いた先輩都議でした。初当選から1年で日本新党が解党され、大半の都議仲間が小沢一郎氏率いる新進党に合流する中、私と樺山さんを含むたった4人だけが無所属改革連合を名乗る、家族のような少数会派を結成。樺山さんが幹事長、私が副幹事長を務めました。その後、私は菅さんや鳩山兄弟の旧民主党結党に参画し国政に。樺山さんは自民党に復党し、数少ない日本新党の生き残り都議となりました。そのことをからかった私に「うまいこといっちゃったよ」と舌を出したお茶目な顔が昨日のことのように思い出されます。政治家の物真似をさせたら政界一で、誰からも慕われた樺山さん。こうして独り言を書いている今も信じられません。哀悼の誠を捧げたいと思います。安らかに。合掌。