新政権が初めて編成する来年度予算の概算要求の一般会計総額は約95兆円。その他にも、金額を明示せず項目のみを盛り込んだ「事項要求」もあり、実質は97兆円を超すとの報道です。財源の基本となる税収は低迷する経済を背景に40兆円を下回る可能性もあるとのことで、新政権は本当に大丈夫なの? マニフェストに固執することはないぞ、という世論も広がりつつあるように感じています。しかし、これはあくまでシーリングの段階。補正予算を目標の約3兆円削ったように、これから各省庁ごとの事業仕分けが始まるのです。しつこいようですが、約140年続いてきた官僚主導の政治から脱却を目指す新政権です。しかも、まだ1ヵ月が経過しただけ。テレビで「必ず1割は削減できる」と目を輝かす仙谷由人行政刷新担当大臣の手腕にいよいよ注目が集まります。私の知る限り、この政治家の実力はまだまだこんなもんじゃありません。ご期待下さい。13:40