福田総理がなかなか決断できないと言われてきた3K(改造・国会召集・解散)ののうち、2つ目のKがようやく決着。秋の臨時国会の会期をできるだけ長くしたい自民党と、短くしたいとされる公明党のせめぎ合いの結果、召集日は来月12日で、会期は70日間。まさに足して2で割った妥協の産物となりました。また、先日「消費者がやかましい」と不遜な発言で物議をかもした太田誠一農水相。今度は事務所費の疑惑を一部のメディアが報じています。せっかく政権浮揚を期待して断行した最初のKも、厄介なアキレス腱を抱える結果に。こんな流れでは、肝心な3つ目のKを決断する前に「福田降ろし」の大合唱が始まってもおかしくない政局と言えるでしょう。いずれにしても、国民不在で、3年前の悔しい郵政の夏が思い出されます。こちらとしては攻勢あるのみです。13:45