大型連休の真っ只中、いつのまにか月も変わっていました。4月は補欠選挙ばかりが注目されていましたが、この1ヵ月で実に約80ヶ所で首長選挙が実施されました。その背景はいわゆる「平成の大合併」で、市町村合併に伴う首長選がその大半。日本国中の行政区画が日に日に書き換えられるていくこの実態は、政府の財政支援をあてにした「駆け込み合併」の多さを物語っています。同時に選挙の在り方が変わりつつあるのも事実。自治体(選挙区)が大きくなることで、これまでの地縁・血縁を頼り、公共事業による利権に根ざした自民党型選挙が通用しなくなることは必至です。住民意識の変化を引き出すことも、こうした合併の大きな意義のひとつだと思います。12:50