お約束通り今日も税金のお話。戦後、所得税の控除が一貫して積み上げられてきた結果、課税最低限が高くなり、今では働く人の4人に1人が所得税を払っていません。今回の税制改正の最大のポイントは配偶者特別控除の廃止でしょう。女性の社会進出の妨げになっていたともいえる控除を見直すことは必要ですが、それには所得税率なども同時に改めるべきだと思います。控除見直しを単なる増税手段と位置付け、手のつけやすいところから見直したところに、理念の無さを感じます。迷走の末の小泉税制改正は、またしても中途半端な決着となりました。11:45